協和電子株式会社は1979年(昭和54年)5月に設立しました。
これといった大きなビジョンがあった訳ではないのですがそれまでのサラリ−マン時代の経験から、会社の専門分野のものだけの製作を繰り返す毎日の中でもっと幅広く物作りをしていきたいし、自由な発想で設計に携わっていきたいと思うようになりました。
オシロスコ−プや発振器などの測定器も自由に使いたかったし、なにより製作に関しての制限があったり、自分の時間が持てない事に不満を感じていました。今考えてみると、そういった事がキッカケになったんでしょうね。
私が電気に興味を持ったのは6歳の時に親から電気機関車(HOゲ−ジやOゲ−ジといったもの)を買ってもらい、遊んでいるうちに興味を持ってしまい高校生になって本格的な電気の勉強をはじめました。私の電気好きは自他ともに認めるもので、思春期なら多くは遊興にふっけたりするものだが、私の場合は無線の免許習得の勉強やラジコンの模型の操縦、工具、ボ−ル盤、加工具などの収集にふけっていました。
ですから卒業後はもちろん電気関係の職に就きトランジスタ−ラジオの設計に携わり、その後転職し自動機製造メ−カ−でシ−ケンス回路の設計や制御盤メ−カ−で大手の設備の制御・計測盤の設計に携わり、この頃から半導体がらみの回路設計を始めました。
こういった経緯があり、独立後は某組立屋さんのアルバイト的な仕事を請け負い、そのことがきっかけとなり制御盤関係の企業や電子機器メ−カ−の企業とのつながりができ、現在に至っています。
これからの展望は、自社で独自の商品を開発・製造・販売を目指し、インタ−ネット上のビジネスにもつなげていきたい。また、ホ−ムペ−ジ制作をはじめ、Web等の技術開発にも力を入れて、これからの社会に貢献していきたいと願っている。
協和電子株式会社
代表取締役 堀本 修